女性専用のお墓
4月25日の日経社会面に女性専用の共同墓地を取り上げた記事が掲載されていました。
夫や義理親との不仲や子供に負担をかけたくないことを理由に先祖代々の墓に入らずに死後は女性だけで過ごしたいとのニーズを反映したもので、各地に出来ているそうです。
民間墓地の中の一画にNPO法人が運営してることが取り上げられていました。併せて 死後離婚と言われている姻族関係終了届の件数が増えていることも書かれていました。民法では3親等以内の姻族は扶養義務が定められているので、そうした縁を切る人、特に女性が増えているようですね。
昔と比べて身内の人間関係に不満を抱える人が特に増えている訳ではないと思うけど、今は溢れる情報社会、不満を解消するために実力行使の方法や手段を様々用意してくれる親切な人や組織が情報を広く発信してくれる結果かもしれません。
縁を切ることを選んだ人も最初からそうした訳ではなく、相手に変わってもらうことを期待して努力をしたものの、どこかで諦めてしまったんでしょう。他人に変わる事を期待することはいかに困難な事かは言うに及ばずながら、古今死後の安寧が願うことは変わりないものだと感じたものです。
阿部拝